2011年3月11日 14:46 東北関東の太平洋岸を中心とした大地震発生
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)
○2011年3月25日付け朝日新聞朝刊社会面の記事。
「無事な児童3割 思い出の品捜す校長」という見出しで、次のような主旨の記事が載っていた。
北上川沿いにある宮城県石巻市立大川小学校では児童108人のうち、無事が確認されたのは31人で、残りの児童は死亡・行方不明ということだ
学校にいた教職員11名のうち、助かったのは1名。
津波は北上川河口から5キロ奥にあるこの学校の屋根を越えた。
地震の後、子供たちは校庭に整列し、避難しようとしていたときに津波に直撃された模様。
18日は卒業式の予定だった。
○モダンな曲線校舎の大川小学校画像 (Google Eeathから転用) (1/4)
○同じくGoogle Eeathから転用した画像 学校前を流れているのは北上川で右を行くと海だ(2/4)
津波は北上川河口から3,4キロはいったところに位置する学校を飲み込んだ。
かっての大川小学校はのどかな田園風景と雄大な北上川と三陸の海を間近にした素晴らしい所に違いないと思っ た。
○Google Eeathから転用した地図画像 (3/4)
○Google Eeathから転用した地図画像 (4/4)
○気象庁発表によると、東日本大震災の地震規模はマグニチュード9.0で、昭和35年のチリ地震(M9・5)、39年のアラスカ地震(M9・2)、平成16年のインドネシア・スマトラ沖地震(M9・1)に次いで、観測史上世界4番目の規模とのこと。
日本では過去400年来の大地震となった。
○「死者・不明2万7000人超す 24万人なお避難」
(3月25日18:46 日経webニュースより 本文は以下)お避難
「東日本大震災は発生から2週間の25日、死者・行方不明者が合わせて2万7518人となった。17都県で計24万人超が避難所生活を強いられている。
警察庁によると、25日午後6時現在、死者は宮城県6097人、岩手県3056人、福島県855人など12都道県で計1万66人と1万人を超えた。家族などから届け出のあった行方不明者は宮城県6636人、岩手県4878人、福島県5934人など6県で計1万7452人となっている。
建物被害は全壊が1万8778戸、半壊が6535戸で、一部破損や浸水などを含め14万戸以上となった。
避難所で暮らす被災者は宮城県で約8万9千人、福島県で約8万5千人、岩手県で約4万4千人。このほか青森から静岡にかけての各地に移った避難者がいる。」
いまだ被害の実態が把握できていない地域もあり、犠牲者の数は今後も増加するのは必至。
にかけての各地に移った避難者がいる。
○3月13日朝日新聞朝刊
○福島第一原子力発電所(福島第一原発)被害
東電、自衛隊、警察、消防による必死の海水注入作業が続くが、いまなお沈静化の兆しが分からない福島第一原発事故。
3月25日朝日新聞朝刊記事によれば、今回の福島第一原発事故は国際評価尺度ではスリーマイル島原発事故を上回り「大事故」にあたる「レベル6」に相当するとのこと。
放射能放出は続き、広い範囲で大気も海も水も土壌も汚染しつつある。
福島第一原発から半径20キロ圏内の住民に対する圏外避難指示に続いて、屋内退避の指示が出ていた半径20〜30キロ圏内の住民に対する避難要請。
福島・茨城県などの葉物野菜、福島県の原乳などの出荷停止、東京・千葉・埼玉の水道水汚染、放射能汚染はどこまで広まって行くのだろうか。
○福島第一原発事故自体の沈静化の方向性が一向に見えない。あるいは分かるような説明がない。何時まで何をすればいいのか見当がつかない。今だ、もれ続ける高濃度の放射能の危険性と恐れ。日本の原発の「安全神話」もあっけなく崩れた。
○3月13日朝日新聞朝刊