2008年 三月の風 2008年4月4日
多摩の雑木林、浅川・多摩川の三月。
三月の風が空をふきわたる。
地をはうような風もないわけじゃないけど、三月の風は空をふきぬけていく。
さしこむ陽も随分と厚みを増してきた。ひかりが太い。
一直線に斜め上からさしこむようなひかりじゃなく、ゆらりゆらり居座るような陽。
多摩の春はまず、空からやってくる。
その次は水。
浅川や多摩川の水が柔らかく見えてくる。
そして畑や畦道にホトケノザやオオイヌノフグリ、ナズナが一斉に目立ってくる。
畑地はほっとくとホトケノザで埋め尽くされてしまう。
ナズナは田んぼが好きですな。
用水路脇にはタネツケバナ。
浅川・多摩川土手や中洲の野草はもう少し先になる。
土手のタンポポやカラスノエンドウは4月だ。
雑木林のなかは明るい。
落葉樹が芽吹きだした。
コナラやクヌギの若葉はもうすこし先。
北の春と違って、多摩の三月はゆっくりと春が進んでいく。
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三月の風
ひかり
水辺
雑木林の芽吹き
陽射し
今年のサクラの開花は早い。 三月の雑木林